はじめに
医療的ケアが必要な子どもと暮らしていると、「リハビリって何をしてくれるの?」「訪問リハビリと病院のリハビリって何が違うの?」と疑問に思う場面が多いと思います。
この記事では、訪問リハビリの基本的な内容と、我が家で実際に行われているリアルな関わりをまとめています。
初めて利用する人にもわかりやすく、そしてちょっと安心できるような内容になれば嬉しいです。
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訪問リハビリとは?

訪問リハビリは、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などの専門職が自宅を訪問し、
その子に合わせたリハビリを家で提供してくれるサービスです。
訪問リハビリの目的は?
- 体の発達をサポート
- 関節の拘縮(固さ)予防
- 日常生活動作の練習
- 感覚の刺激や遊びを通した発達促進
- 家でのケア方法のアドバイス
- 保護者の負担軽減・メンタルサポート

Mayumi
病院や施設に通うのが難しい家庭にとって、自宅で受けられるのは大きなメリットです。
訪問リハビリでしてくれること(一般的な内容)

- 関節・筋肉のストレッチ
- 関節が硬くならないよう、やさしく動かしてくれる
- 姿勢の癖や左右差を見てくれる
- 姿勢・体位の練習
- うつ伏せ
- お座り
- 抱っこ姿勢の工夫
- ベッドやクッションを使ったポジショニング

Mayumi
自分だけでは怖くてできない姿勢も、専門職がいると安心です。
- 感覚あそび・発達あそび
- おもちゃ、絵カード、音の出るアイテム
- 視覚・聴覚・触覚の刺激
- 手足を使う遊び
- 口まわりの発達サポート
- 味覚刺激
- 口唇の動きのトレーニング
- 飲み込みの観察

Mayumi
実施内容はその子の状態によって異なりますが、お子さんの「できること」を自然に増やしてくれます。
- 家族へのアドバイス
- 自宅でできる簡単ケア
- 姿勢の工夫
- 抱き方のコツ
- 発達の見方
- 気をつけたいサインなど

Mayumi
日々の不安を相談できる頼れる存在です。
我が家のリアルな訪問リハビリ

ここからは、我が家で実際に行われているリハビリの様子です。
娘に障がいがなければ、きっと保育園でしていたであろう
「お絵描き・ペーパークラフト・工作」
そういう年齢相応の体験を、リハビリの時間に一緒にしてくれます。
ペンを一緒に持ってお絵描きしたり、スタンプやシールを貼ったり、
手形・足形をとって、リハさんが可愛いクラフト作品に仕上げてくれることも。
保育園の先生みたいに上手なリハさんもいて、
我が家では全部額に入れて飾っています。
娘は関節が硬くなりやすいため、
- むくみのケア
- 関節を伸ばすストレッチ
- 筋緊張をゆるめるマッサージ
なども丁寧にしてくれます。
私一人では怖くてできない動きや体勢も、
リハさんの手にかかると安心して任せられる。
うつ伏せ、座位、おすわりなど、発達に必要な姿勢の練習も。
「え、こんな姿勢できるの?」という発見があって感動します。
綿棒に飲み物やフルーツの汁をつけて口元に持っていき、
ペロペロさせて味覚刺激。
娘のお気に入りはコーンスープ。
飲み込みや口の動きの練習にもなっています。
点滴や酸素をしていないタイミングだと、
近くの公園へ外出トレーニングに行けることも。
外の空気を吸って、日光を浴びるだけでも良い刺激。
(本人は眩しそうにしてたけど…笑)
酸素化が悪い時も、呼吸の観察をしながら、
それに合ったマッサージや姿勢調整をしてくれたことも。
ただの「運動」ではなく、
医療的な視点からのリハビリだからこそできる内容です。
おわりに

訪問リハビリは「発達を促す」だけでなく、
その子の生活を豊かにしてくれる時間だと私は感じています。
保育園のような活動もできて、
外出が難しい子でも“その子らしい経験”を積む手助けをしてくれる。
そして親にとっては、
「一緒に見守ってくれる専門家がいる」
という安心にもつながります。
これから利用する人の不安が、少しでも軽くなれば嬉しいです。
