はじめに

医療的ケア児の育児が始まると、
「訪問診療ってどんな感じ?」「外来とどう違うの?」
と不安に思うママも多いと思います。

私自身、娘が医療的ケア児として在宅生活を始めた当初は、
わからないことだらけでした。

この記事では、
訪問診療の基本(一般的な仕組み)・内容・流れ・料金など、
実際に我が家がどんな風に支えてもらっているか
の両方をまとめてお伝えします。

訪問看護についてはこちら

訪問リハビリについてはこちら


🏠訪問診療とは?

訪問診療とは、
医師が定期的に自宅へ来て診察や処置を行ってくれる医療サービス のことです。
病院へ行かなくても、家で診察・処方・書類作成などが受けられます。

👉訪問診療の主な特徴

  • 月2回程度の定期往診が基本
  • 状態が不安定なときは 緊急往診 を依頼できる
  • 診察、処方、検査(必要に応じて)、予防接種が可能
  • 自宅で医師と落ち着いて相談ができる
  • 移動が難しい子や医療的ケア児にとって大きな支えとなる

わが家では、先生がパソコンやプリンターを持ってきてくださり、診察のあとに処方箋を発行してくれます。
その処方箋をスマホで撮影し、専用のアプリから薬局に送信すると、後日、自宅まで薬を届けてもらえます。

👉 こんな人に向いている

  • 病院への移動が負担になる
  • 医療的ケアが多く不安が大きい
  • 自宅で落ち着いて診てもらいたい
  • 些細な変化も相談したい

訪問診療のスタイルは医師やクリニックによってさまざまですが、
“子どもと家族の日常に寄り添う医療” が大きな特徴です。


🌼 我が家の場合は

我が家の定期往診に来てくれる先生は、いつもほぼ同じ先生です。
だからこそ、娘の微妙な変化にすぐ気づいてくれます。

家に来るとまず最初に、

「娘ちゃんの様子はどう?」

と私に聞いてくれるんです。

私は医療者ではないし、“ママの勘”に自信が持てないときもあります。
でも先生はどんなに小さな話でも真剣に聞いてくれる。
その姿勢に毎回安心させられるし、とても信頼しています。

🩺 印象的だった出来事:CV感染のとき

娘がCV感染を起こしたときが、いちばん助けられた瞬間でした。

私はどうしても在宅で治療したくて、先生に懇願しました。
すると、

先生

僕の見えるところで治療してあげたい

と言ってくれたんです。

状態が悪いからと病院に“押し付ける”的な対応ではなく、
むしろ 24時間体制で緊急往診して娘を支えてくれた
その姿勢に本当に救われました。

🕒 定期往診でしてもらっていること

  • 診察
  • 私との会話と相談
  • 内服や処方の調整
  • 予防接種

滞在は 15~30分ほど
必要以上に急かされず、丁寧に診てくれる貴重な時間です。

いつも、

先生

娘ちゃんはおうちの方が調子がいいね

と言ってくれますが、
私は “良い調子を保てているのは先生のおかげでもある” と思っています。

往診日でなくても「調子どう?」と電話をくれたり、
訪問看護師さんの連絡だけでは判断がつかない時は、
すぐに駆けつけて “実際に見る” ことを大切にしてくれる。

✨先生の人柄が伝わる、忘れられない出来事

そして、先生の魅力は“治療の腕”だけではありません。
訪問診療というと治療のイメージが強いけれど、私たち家族の“生活”にも寄り添ってくれる存在です。

クリスマスの日には、先生がなんとサンタクロースの格好で往診に来てくれたことがありました。
娘を楽しませようと、にこにこでプレゼントまで持ってきてくださって…。
「子どもが好きなんだなぁ」と心から伝わる、忘れられない出来事です。

治療だけでなく、娘と私の“楽しい瞬間”まで一緒に作ろうとしてくれるその姿勢に、
この先生で本当によかったと何度も思わされています。

我が家にとって訪問診療は、なくてはならないものなのです。


💰料金の目安(ざっくり)

訪問診療は 医療保険 を使います。
こども医療・障害医療が使える場合は、自己負担がほぼ0〜数百円以内でおさまるケースがほとんど。

※詳細は自治体や加入保険によって大きく変わるため、正式な金額は受診先で確認する必要があります。


🌙 おわりに

訪問診療は、ただの「家で診てもらえるサービス」ではありません。

不安な時に寄り添い、
日常の中の小さな変化に一緒に気づき、
家族のペースに合わせた医療を届けてくれる存在です。

医療的ケア児ママとして、
私が今ここで育児を続けられているのは、
先生をはじめとした在宅医療チームが、
“家族の味方” でいてくれるからだと思います。

この記事が、
これから訪問診療を利用するママの
心の支えになりますように。